“想像の理想客”にばかり話しかけて、リアルな見込み客がそっぽを向いた——私の失敗体験。

2025/05/01

誰にも届かないSNS投稿ほど、むなしいものはない。

何度も読み返して、時間もかけて、
Canvaでデザインも整えて、LINE誘導まで完璧に準備して——
それなのに、反応はゼロ。

通知が鳴らないスマホを手に、私は何度も自問した。
「これって、私の努力が足りないってこと?」
「もう、この歳では無理なのかな…?」

でも、そうじゃなかった。
努力の“方向”がズレていただけだった。


起業塾で「理想のペルソナを明確にしましょう」と言われて、
私は丁寧に“理想のお客様像”をつくりあげた。

40代、仕事と家庭を両立していて、
健康への意識が高くて、情報感度も高く、
時間もお金もある、いわゆる“理想的なターゲット”。

問題は、それが完全に想像上の人物だったこと。

その人に向けて私はSNSを書き、チラシを作り、LPを整えた。
でも…現実に、そんな人は現れなかった。

いや、本当は最初からいなかったのだ。
少なくとも、私のまわりには。

代わりに目の前にいたのは、
55歳、子育てが終わって、人生を変えたいと願う女性たちだった。

Zoomの使い方もよく分からず、LINEも不慣れで、
「こんな私でも、大丈夫でしょうか?」と不安そうに聞いてくる、あの姿。

理想とは全然違ったけど、
“本当に届けたい”のは、この人だった。

そのとき気づいたんだ。

理想のペルソナばかり見ていた私は、
今ここにいる“リアルな見込み客”の声に背を向けていたことに。

本当の集客のスタートは、
「今いる人の顔を見ること」だった。

それから私は、ノートを開いて、これまでのクライアントのことを一人ずつ書き出してみた。

・年齢
・悩み
・実際に使っていた言葉
・どんなふうに申し込んできたか
・ツールやSNSとの距離感

その瞬間、「共感人物図」が生まれた。
想像じゃなく、実在する“ひとり”を見つめるという設計。

投稿も変えた。
あの人に向けて、話しかけるように書いた。
「難しいと思っても、あなたのペースで大丈夫です」
「一歩ずつ、一緒にやっていきましょう」

すると、反応が戻ってきた。

「これ、私のことですか?」
「実はずっと不安で、でもやってみたいと思ってました」
「読んでて涙が出ました」

サービスは変えていない。
ツールの使い方も同じ。
変わったのは、“誰に話しかけるか”だけ。

でも、それだけで、
私のビジネスは息を吹き返した。

私のように、空想のペルソナにばかり話しかけて、
本当に届けたい人が離れていく……そんな悲しい遠回りをしてほしくない。

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想像じゃなく、“今ここにいるひとり”に届く言葉を作る90分。

?こんな人に:

  • 誰に向けて書いているのか、よく分からなくなっている

  • 投稿しても反応が薄くて、何が悪いか分からない

  • 理想像を作ったけど、現実とズレている気がしている

✅学べること:

  • 実在のクライアントから“共感人物”を発掘する方法

  • Canvaで使える「共感人物図テンプレート」つき

  • ChatGPTを使った“感情と言葉”の言語化ワーク

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あなたの発信が届かないのは、想いが足りないからじゃない。
その想いを、“誰に向けて届けるか”が、ずれているだけかもしれないから。

プロフィール

黒岩倖光(くろいわ ゆきみつ)

テクノロジーセラピスト
⚫︎やっていること
スマホ・タブレット・パソコン活用指導
WEBマーケティングコンサルティング
頭に汗をかくマーケティング勉強会
ひとり起業家向けショート動画・ライブ配信支援
⚫︎こんな人に届けたい
アイデアはあるがどう伝えれば良いかわからない
良い商品を扱っているのに、なかなか売れない
人前に出て自分を売り込むのが苦手だ
儲けることに罪悪感があって行動ができない
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