“想像の理想客”にばかり話しかけて、リアルな見込み客がそっぽを向いた——私の失敗体験。
誰にも届かないSNS投稿ほど、むなしいものはない。
何度も読み返して、時間もかけて、
Canvaでデザインも整えて、LINE誘導まで完璧に準備して——
それなのに、反応はゼロ。
通知が鳴らないスマホを手に、私は何度も自問した。
「これって、私の努力が足りないってこと?」
「もう、この歳では無理なのかな…?」
でも、そうじゃなかった。
努力の“方向”がズレていただけだった。
起業塾で「理想のペルソナを明確にしましょう」と言われて、
私は丁寧に“理想のお客様像”をつくりあげた。
40代、仕事と家庭を両立していて、
健康への意識が高くて、情報感度も高く、
時間もお金もある、いわゆる“理想的なターゲット”。
問題は、それが完全に想像上の人物だったこと。
その人に向けて私はSNSを書き、チラシを作り、LPを整えた。
でも…現実に、そんな人は現れなかった。
いや、本当は最初からいなかったのだ。
少なくとも、私のまわりには。
代わりに目の前にいたのは、
55歳、子育てが終わって、人生を変えたいと願う女性たちだった。
Zoomの使い方もよく分からず、LINEも不慣れで、
「こんな私でも、大丈夫でしょうか?」と不安そうに聞いてくる、あの姿。
理想とは全然違ったけど、
“本当に届けたい”のは、この人だった。
そのとき気づいたんだ。
理想のペルソナばかり見ていた私は、
今ここにいる“リアルな見込み客”の声に背を向けていたことに。
本当の集客のスタートは、
「今いる人の顔を見ること」だった。
それから私は、ノートを開いて、これまでのクライアントのことを一人ずつ書き出してみた。
・年齢
・悩み
・実際に使っていた言葉
・どんなふうに申し込んできたか
・ツールやSNSとの距離感
その瞬間、「共感人物図」が生まれた。
想像じゃなく、実在する“ひとり”を見つめるという設計。
投稿も変えた。
あの人に向けて、話しかけるように書いた。
「難しいと思っても、あなたのペースで大丈夫です」
「一歩ずつ、一緒にやっていきましょう」
すると、反応が戻ってきた。
「これ、私のことですか?」
「実はずっと不安で、でもやってみたいと思ってました」
「読んでて涙が出ました」
サービスは変えていない。
ツールの使い方も同じ。
変わったのは、“誰に話しかけるか”だけ。
でも、それだけで、
私のビジネスは息を吹き返した。
本当に届けたい人が離れていく……そんな悲しい遠回りをしてほしくない。
? だから開催します。
\共感人物図 作成ワークショップ/
想像じゃなく、“今ここにいるひとり”に届く言葉を作る90分。
?こんな人に:
誰に向けて書いているのか、よく分からなくなっている
投稿しても反応が薄くて、何が悪いか分からない
理想像を作ったけど、現実とズレている気がしている
✅学べること:
実在のクライアントから“共感人物”を発掘する方法
Canvaで使える「共感人物図テンプレート」つき
ChatGPTを使った“感情と言葉”の言語化ワーク
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?(※現在募集しておりません)
その想いを、“誰に向けて届けるか”が、ずれているだけかもしれないから。