「共感って大事ですよね?」と笑ってた私が、“誰にも響かない投稿”を量産していた話

2025/05/03

「共感って、大事ですよね?」

この言葉を何気なく口にしたとき、私は確かに笑っていた。
でも、内心は焦っていた。
だって、全然共感されてなかったから。

ダイエットコーチとしてSNSを始めた頃、私はとにかく“共感される投稿”を意識していた。

ペルソナを明確にして、悩みを拾って、感情を構造化して…
「これで絶対に響くはず」と思った。

でも、結果は——ゼロ。

投稿しても「いいね」は親戚から。
LINE登録は増えず、メルマガも読まれず、
「共感される言葉」を書いたはずなのに、
誰にも届かない投稿がただ並んでいった。


そのうち、私は“共感を設計する人”になっていた。
気づけば、相手の感情を操作するような書き方ばかりしていた。

「これが響くだろう」
「こう言えば泣くだろう」
まるで演出家のように、人の感情を分析しながら書いていた。

でも、一番肝心なものが抜け落ちていた。

私自身の“心”が、文章の中にいなかった。

ある夜、自分の投稿を見返していて、ふと違和感を覚えた。
きれいに整ってる。完璧な構成。感情も、痛みも、ちゃんとある。

でも冷たい。

それはまるで、“感情のフリをしたロジック”だった。

数日後、昔のクライアントさんからLINEが来た。

「まりさんの投稿、最近ちょっと機械的っていうか…前のほうが好きだったかも」

その一言が、胸に刺さった。
私は、共感されようとするあまり、「自分」を消していた。
誰かの気持ちを動かす前に、自分の気持ちとつながっていなかった。

そこから、私は書き方を変えた。

「私は本当は、こんなふうに悩んでた」
「怖かった。失敗するのが怖くて、嘘みたいな言葉を書いてた」
そういう“揺らぎ”を出すようにした。

そうしたら、変わった。

メッセージが来るようになった。
「読んで涙が出ました」
「私のことかと思いました」
通知が鳴るたびに、つながりを感じられるようになった。

思い知ったのは、
共感って、“揺れてる人”にしか起きない感情だってこと。

完璧な人じゃなくて、
不安で、迷って、でも必死に進もうとしている人。
その“震え”があるからこそ、共感が生まれる。


?「ペルソナを設定しても反応がない」
?「構成は完璧なのに、なぜか誰にも響かない」
?「人の心を動かすって、もう無理かもしれない」

そんな風に思ったことがあるなら、それは**“共感の形骸化”**かもしれない。

?私は今、同じ悩みを持つ人のために
「感情設計式・作成ワークショップ」を開催しています。

このワークショップでは、

✅ 共感を「設計」ではなく「発見」する方法
✅ 自分の心を使って言葉を届ける感情構造の見つけ方
✅ 自動化でも失われない“あなたの温度”の乗せ方

を、ワーク形式で一緒に言語化していきます。

私は今でも、たまに怖くなる。
「この投稿、本当に伝わるのかな」って。

でも、心で書くようになってから、
怖くても、少しずつ“人とつながってる”感じがするようになった。

そして、
「伝える」の先に「届く」があるって、やっと実感できるようになった。

?詳細はプロフィールのリンク、またはこの投稿の下から。
(※現在募集しておりません)

あなたの心を、ちゃんと乗せて書いた言葉なら、大丈夫。届くから。

プロフィール

黒岩倖光(くろいわ ゆきみつ)

テクノロジーセラピスト
⚫︎やっていること
スマホ・タブレット・パソコン活用指導
WEBマーケティングコンサルティング
頭に汗をかくマーケティング勉強会
ひとり起業家向けショート動画・ライブ配信支援
⚫︎こんな人に届けたい
アイデアはあるがどう伝えれば良いかわからない
良い商品を扱っているのに、なかなか売れない
人前に出て自分を売り込むのが苦手だ
儲けることに罪悪感があって行動ができない
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