「正しいことを言ってるのに、誰も来ない」——集客ゼロの底で見えた“信念の穴”
「自分のやってること、間違ってないはずなのに…」
そんな言葉が、最近ずっと胸の奥に引っかかっていた。
私はダイエットコーチとして、50代から本気で仕事を始めた。
心と体、両方に寄り添うサポートがしたくて、資格を取って、SNS発信もがんばった。
食事の知識、運動の習慣化、メンタルの整え方。
どれも正しいし、自分の中では自信もあった。
だけど——
誰も来なかった。
Instagramに毎日投稿しても“いいね”は3件。
LINEの登録者はゼロ。体験セッションの申し込みもゼロ。
どれだけがんばっても、誰の心にも届いていないように感じた。
“間違ってないはず”の情報発信が、
“誰の心にも響かない”という恐怖。
その沈黙が、日ごとに私の心を削っていった。
「また今日も何も起こらなかったらどうしよう」
数字を見るたびに、自分の存在そのものが否定されている気がした。
ある日、起業仲間に言われた。
「まりさん、言ってること、正しい。でも、ちょっと“遠い”です」
その言葉に、深く傷ついた。でも同時に、図星だと思った。
私は「理念」にすがっていた。
健康の大切さ、知識の正確さ、リバウンドしない仕組み。
“ちゃんとしている内容”であれば、いつか響くと思っていた。
でも、それは私の“本音”じゃなかった。
言葉に、私自身がいなかった。
理念は「こうあるべき」
信念は「私はこう生きてきた」
私は、“正解”ばかりを並べて、
“私自身の痛み”や“過去”を、封印していた。
——高校時代、「太ってるね」と笑われた。
——母親に「痩せたら可愛いのに」と言われた日々。
——人前で笑うのが怖くて、笑顔が苦手になった20代。
それらを、自分の発信に混ぜるのが怖かった。
傷を見せるなんて、弱さに見える気がして。
そんなときに出会ったのが「信念掘り帳」だった。
正直、最初は胡散くさく見えた。
でも、書いてみた。
「なぜこの仕事をしているのか?」
「どんな出来事が、自分を形作ってきたのか?」
問いに答えていくうちに、涙が止まらなくなった。
ページをめくるたびに、思い出が蘇った。
なかったことにしていた悔しさや怒り。
それこそが、今の私を支えている“核”だった。
そして、ある一文がノートに現れた。
「私は、自分のように“見た目”で価値を測られた人に、人生を取り戻してほしい」
それを読んだとき、初めて自分が「なぜやっているのか」が腑に落ちた。
投稿のトーンを変えた。
「太ってるね」と言われて泣いた日のことを、書いてみた。
「それでも私は変わりたかった」と素直に書いた。
すると、1通のDMが届いた。
「その言葉、私のことかと思いました。涙が止まりません」
泣いた。やっと、届いた。
ツールじゃなかった。
理念でもなかった。
“自分の信じていること”を、自分の言葉で語ってなかっただけだった。
今、がんばってるのに、結果が出ない。
誰にも届かない。自信が持てない。
そんな思いを抱えているあなたへ。
それはあなたの能力が足りないわけじゃない。
ツールの使い方が悪いわけでもない。
まだ、あなたの中にある“信念”が、言葉になっていないだけ。
・ノートとペンだけで始められます
・3つの問いに答えるだけで、忘れていた自分の“軸”が見えてきます
・文章が苦手でも大丈夫。あなたの言葉でいいんです
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正しさではなく、信じてきたことを語る勇気が、誰かの人生を変える。