引用ばかりの投稿が増えて、自分の本音がどこにもなかった。言葉の海で溺れかけた私が気づいたこと

2025/05/12

「バズってた言い回し、使えばよかったのに」

「このテンプレなら反応取れるよ」

そんなアドバイスを、ずっと信じてきた。
自分の声に自信がなかったから。
誰かの成功事例をなぞれば、うまくいくって思い込んでいた。

SNSを開けば、“うまくいってる人”が言葉を並べている。
私はそれを真似て、コピペして、少しだけ形を変えて…投稿していた。

けれど、なぜかどれも、自分のものにならなかった。


違和感を感じ始めたのは、自分の過去の投稿を読み返したとき。

整ってる。
内容も悪くない。
でも…なんだろう、この空っぽな感じ。

読んでも、胸が動かない。
自分が書いたはずなのに、誰かの模倣でしかないと気づいた。

それはまるで、言葉の海で“自分の声”を失って、静かに沈んでいくようだった。

引用は便利だ。
テンプレも助かる。
でも、私の発信は、誰の心にも届いていなかった。

それもそのはず。
一番近くにいる自分にすら、届いていなかったんだから。

私が求めていたのは、「正しい表現」じゃなかった。
「誰かを喜ばせたかった」ただ、それだけだった。

でも、いつしか「喜ばれる可能性のある言葉」を探すことが目的になり、
自分の中にある“ほんとうの言葉”が、どんどん遠のいていった。

それでも諦めたくなかった。
私は本当に、誰かの力になりたかったから。

でも、もう一度「自分の言葉で書こう」と思っても、何から始めたらいいかわからなかった。
何を言えばいいのか、どんな言葉を選べばいいのか、まるでわからなかった。

その時、ふと開いた昔のLINEの履歴に、こう書いてあった。

「先生の言葉で、食事の時間が怖くなくなりました」

…涙が出た。
これが、私の“声”だった。

そしてその瞬間に、「喜ばれた言葉」を書き留めておこうと思った。
ノートを一冊用意して、これまでに受け取った「ありがとう」や「嬉しかった」の言葉を、ひとつずつ書いていった。

私にとって、それは“記録”じゃなかった。
声を取り戻す儀式だった。

他人の投稿を追いかけて消えかけた声が、
過去の感謝とともに、静かに戻ってきた。

私は誰かの力になってきた。
ちゃんと、届いていたことがあった。

「だから、もう一度発信しても大丈夫」
そんな風に思えるようになった。

このノートを、私は「喜ばれ言葉帳」と呼んでいる。

誰かの心に届いた自分の言葉を見つめ直すことで、
借り物ではない、“自分だけの言葉”を取り戻せるツール。


今回、その“声を取り戻す体験”をシェアするために、
《喜ばれ言葉帳作成ワークショップ》を開催します。
(※現在募集しておりません)

✅ 発信に疲れてしまった方へ
✅ 他人の言葉に頼りすぎて、自分が見えなくなった方へ
✅ 「それでも、伝えたい気持ち」が残っている方へ

このワークショップでは、
・喜ばれた過去を掘り起こし、
・ノートに書き出しながら、
・自分だけの“声”を取り戻していきます。

発信に必要なのは、最新のコピーじゃない。
“過去のあなたが誰かに与えた価値”という、揺るがない事実です。

そして、最後にあなたに問いかけさせてください。

「最近あなたが投稿した言葉、その中に“あなたの声”はありましたか?」
もし、ちょっとでも首をかしげたなら──
一緒に探しに行きましょう。

まずは、あなたがもらった中で一番嬉しかった言葉を、
コメントで教えてくれませんか?
そこに、あなたの“本当の声”が眠っていますから。

プロフィール

黒岩倖光(くろいわ ゆきみつ)

テクノロジーセラピスト
⚫︎やっていること
AI・スマホ・タブレット・パソコン活用指導
WEBマーケティングコンサルティング
社長の頭に汗をかくマーケティング勉強会
個人商店・医院・サロン向けショート動画・ライブ配信支援
⚫︎こんな人に届けたい
アイデアはあるがどう伝えれば良いかわからない
良い商品を扱っているのに、なかなか売れない
人前に出て自分を売り込むのが苦手だ
儲けることに罪悪感があって行動ができない
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