リード?コンバージョン?…カタカナが怖すぎて、集客どころじゃなかった話
「リードって…音楽の話じゃないの?」
「コンバージョンって…改宗のこと?」
これ、笑い話じゃなくて、私が最初に思った本音だった。
マーケティング用語が出てくるたび、頭の中が真っ白になる。
私は55歳。子育てが終わって、ようやく「自分の人生」を取り戻すようにして、ダイエットコーチとして起業した。
でも、スタートしてすぐにつまずいた。投稿しても、LINEを配っても、まったく反応がない。
そんなとき、起業塾に参加して言われた一言。
「まずリードを集めて、ナーチャリングして、コンバージョンを狙っていきましょう」
……すみません、もう一度お願いします。
いや、何回聞いても、意味が分からなかった。
もちろん、その場では「分かったふり」をした。
聞き返すのが恥ずかしかったから。
でも家に帰って、夜中まで調べても、さらに意味の分からないカタカナが芋づる式に出てくる。
リード、コンバージョン、ナーチャリング、オプトイン、ファネル、LTV、バックエンド…。
「全部つながってる」って言われたけど、私の頭の中はまったくつながらなかった。
ノートにはメモが増えていく。
けれど、「その言葉が、私のビジネスで何を意味するのか」は、いつまでも分からなかった。
リードって、誰?
ナーチャリングって、何をすること?
コンバージョンって、どこで起きるの?
恐ろしかったのは、その「分かったフリのまま動いたこと」だった。
LINE公式を作り、ステップメールを書いた。
でも、届かない。反応ゼロ。
設定は合ってる。でも、導線がバラバラ。流れになっていない。
「もう年齢的に遅いんだろうか」
そんな風に、自分を責め始めた。
でも違った。
私は、マーケティングができなかったんじゃない。
“言葉をわたし言葉に翻訳できてなかった”だけだった。
ある日ふと思い切って、全部の用語を「自分の言葉」に置き換えてみた。
・リード → これから仲良くなりたい人
・ナーチャリング → 「この人なら大丈夫かも」と思ってもらう信頼づくり
・コンバージョン → 「お願いしてみようかな」と思ってもらえる瞬間
この3つがストンと腑に落ちた瞬間、点と点がつながった。
「LINEを作る理由」も、
「プレゼントの意味」も、
「インスタ投稿でどこを目指すのか」も、ぜんぶクリアになった。
マーケティングは用語暗記じゃない。
自分のビジネスにどう当てはめるかを言葉で整理できて、はじめて機能するものだった。
この気づきのあと、LINEの導線を組み直し、投稿内容も変えた。
“伝えたいこと”じゃなく、“相手が読みたいこと”を意識できるようになった。
そしたら、ほんの少しだけど「共感しました」「私もそう思ってました」とメッセージが届くようになった。
あの数行のコメントは、私にとって「やってもいいかも」って思える再スタートの証拠だった。
だからいま、誰かに伝えたい。
「用語はわかってるけど、動けない」
「テンプレは真似したけど、手が止まる」
「頑張ってるのに、なぜか届かない」
それって、たぶん“インプット不足”じゃない。
“翻訳されてない言葉”が、あなたの中に残ってるだけかもしれない。
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あなたが最初につまずいたカタカナ、覚えてますか?
「これ、怖くてずっと避けてた…」という言葉があれば、ぜひコメントで教えてください。
その一言が、誰かの背中をそっと押すかもしれません。