ペルソナの年齢や肩書きをいくら設定しても、人の心は動かない——選ばれる人になるには“この視点”が欠かせなかった。

2025/05/26

「ちゃんとペルソナは設定してるのに、なんで誰も来てくれないんだろう?」

それが、ずっと私の頭の中でぐるぐる回っていた。
Instagram投稿も毎日頑張っていた。チラシも作ったし、LINE登録のリンクも用意した。
だけど、反応はゼロ。
通知は鳴らず、DMも来ない。LINE登録も申し込みも…まるで何も起こらない。

もしかして、この仕事、私には向いてないんじゃないか。
年齢的にもう無理なんじゃないか。
そんな声が、心の中で日に日に大きくなっていった。


当時の私は、「理想のペルソナ」がすべてだと思っていた。

40代前半、働く女性、健康意識が高く、美容にも関心がある。
Instagramをよく見ていて、LINEも使い慣れていて、少し自己投資にも前向き。
そんな“完璧な人”を思い描いて、投稿を組み立てていた。

でも、結果はゼロ。

そのとき、ある人からこう言われた。

「で?その人って、どんな気持ちのときに申し込むの?」

私は固まった。
肩書きも、年齢も、SNSの使い方も書いた。
だけど「気持ち」については…考えていなかった。

その瞬間、ゾッとした。

私は、年齢や立場という“情報”ばかりを見て、
“心の揺れ”をまったく見ていなかったことに気づいた。

集客できなかった理由は、努力不足じゃなかった。
見えてなかったんだ、「あの人の感情」が。

たとえば。

・健康診断で数値を見て落ち込んだ瞬間
・温泉で鏡に映った自分の後ろ姿にギョッとした朝
・娘さんから「もうちょっと自分のために生きたら?」って言われた夕方

その“揺れた瞬間”に、SNSを開いたとき——
目に飛び込んできた言葉が「あなたのペースで大丈夫」だったら。

それは、彼女の心を救う「選択肢」になる。

私は今まで、そういう“感情の動線”を、何ひとつ設計してこなかった。
ただ、「理想の女性」に話しかけていただけだった。
…だけど、その人は、私の現実には存在しなかった。

本当に申し込んでくれたのは、
55歳で子育てが終わったばかり。
Zoomの使い方が不安で、LINEの画像送信もやっとだった。
でも、「このままじゃ終わりたくない」と言ってくれた女性だった。

私は、そこから“心を基準にしたペルソナづくり”に切り替えた。

ノートを開いて、こう書いた。

✅ 彼女はどんな感情のときに立ち止まる?
✅ どんな言葉に安心して、一歩踏み出せる?
✅ どんなタイミングでスマホを手にする?

そのひとつひとつを、想像じゃなく、**過去に出会った“リアルな人”**から拾っていった。

そして、私は**“共感人物図”**という形にまとめた。
年齢や職業じゃなく、「感情と選択行動」で構成されたターゲット像。
そこに向けて発信し直したとき、世界が変わった。

「読んでて涙が出ました」
「それ、私のことです」
「できないって思ってたけど、やってみたいです」

私の投稿が、誰かの心を動かすようになった。

サービスの内容も、価格も、私自身も、何ひとつ変わっていない。
変わったのは、話しかける相手を「感情」から見つめたこと。

? だから、伝えたい。

属性じゃなく、“心の動き”から届ける相手を決める
それができれば、あなたの発信は「選ばれる発信」になる。

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?こんな方へ

  • ペルソナを設定したのに反応がない

  • SNSやチラシに疲れてきている

  • 誰に何を届ければいいか、分からなくなっている

✍このワークショップで得られること

  • 実在する人から“心の地図”を作る方法

  • Canvaで使える「共感人物図テンプレート」付き

  • ChatGPTで“感情ワード”を可視化するワーク

  • 少人数制で、個別のアドバイスもあり

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発信が届かないのは、努力が足りないからじゃない。
心の動きを見落としているだけ。

あの人の気持ちに、もう一度目を向けてみて。
その一歩が、未来を変えるから。

プロフィール

黒岩倖光(くろいわ ゆきみつ)

テクノロジーセラピスト
⚫︎やっていること
スマホ・タブレット・パソコン活用指導
WEBマーケティングコンサルティング
頭に汗をかくマーケティング勉強会
ひとり起業家向けショート動画・ライブ配信支援
⚫︎こんな人に届けたい
アイデアはあるがどう伝えれば良いかわからない
良い商品を扱っているのに、なかなか売れない
人前に出て自分を売り込むのが苦手だ
儲けることに罪悪感があって行動ができない
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