ペルソナの年齢や肩書きをいくら設定しても、人の心は動かない——選ばれる人になるには“この視点”が欠かせなかった。
「ちゃんとペルソナは設定してるのに、なんで誰も来てくれないんだろう?」
それが、ずっと私の頭の中でぐるぐる回っていた。
Instagram投稿も毎日頑張っていた。チラシも作ったし、LINE登録のリンクも用意した。
だけど、反応はゼロ。
通知は鳴らず、DMも来ない。LINE登録も申し込みも…まるで何も起こらない。
もしかして、この仕事、私には向いてないんじゃないか。
年齢的にもう無理なんじゃないか。
そんな声が、心の中で日に日に大きくなっていった。
当時の私は、「理想のペルソナ」がすべてだと思っていた。
40代前半、働く女性、健康意識が高く、美容にも関心がある。
Instagramをよく見ていて、LINEも使い慣れていて、少し自己投資にも前向き。
そんな“完璧な人”を思い描いて、投稿を組み立てていた。
でも、結果はゼロ。
そのとき、ある人からこう言われた。
「で?その人って、どんな気持ちのときに申し込むの?」
私は固まった。
肩書きも、年齢も、SNSの使い方も書いた。
だけど「気持ち」については…考えていなかった。
その瞬間、ゾッとした。
私は、年齢や立場という“情報”ばかりを見て、
“心の揺れ”をまったく見ていなかったことに気づいた。
集客できなかった理由は、努力不足じゃなかった。
見えてなかったんだ、「あの人の感情」が。
たとえば。
・健康診断で数値を見て落ち込んだ瞬間
・温泉で鏡に映った自分の後ろ姿にギョッとした朝
・娘さんから「もうちょっと自分のために生きたら?」って言われた夕方
その“揺れた瞬間”に、SNSを開いたとき——
目に飛び込んできた言葉が「あなたのペースで大丈夫」だったら。
それは、彼女の心を救う「選択肢」になる。
ただ、「理想の女性」に話しかけていただけだった。
…だけど、その人は、私の現実には存在しなかった。
本当に申し込んでくれたのは、
55歳で子育てが終わったばかり。
Zoomの使い方が不安で、LINEの画像送信もやっとだった。
でも、「このままじゃ終わりたくない」と言ってくれた女性だった。
私は、そこから“心を基準にしたペルソナづくり”に切り替えた。
ノートを開いて、こう書いた。
✅ 彼女はどんな感情のときに立ち止まる?
✅ どんな言葉に安心して、一歩踏み出せる?
✅ どんなタイミングでスマホを手にする?
そのひとつひとつを、想像じゃなく、**過去に出会った“リアルな人”**から拾っていった。
そして、私は**“共感人物図”**という形にまとめた。
年齢や職業じゃなく、「感情と選択行動」で構成されたターゲット像。
そこに向けて発信し直したとき、世界が変わった。
「読んでて涙が出ました」
「それ、私のことです」
「できないって思ってたけど、やってみたいです」
私の投稿が、誰かの心を動かすようになった。
変わったのは、話しかける相手を「感情」から見つめたこと。
? だから、伝えたい。
属性じゃなく、“心の動き”から届ける相手を決める。
それができれば、あなたの発信は「選ばれる発信」になる。
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ペルソナを設定したのに反応がない
SNSやチラシに疲れてきている
誰に何を届ければいいか、分からなくなっている
✍このワークショップで得られること
実在する人から“心の地図”を作る方法
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ChatGPTで“感情ワード”を可視化するワーク
少人数制で、個別のアドバイスもあり
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発信が届かないのは、努力が足りないからじゃない。
心の動きを見落としているだけ。
あの人の気持ちに、もう一度目を向けてみて。
その一歩が、未来を変えるから。