合理的な計画が崩壊の引き金に? 経営者が抱える“頭では分かっているのに動けない”病

2025/09/02
「分かっているのに、できない」
この言葉を私は何度も耳にしてきた。そして、自分自身も深く体験してきた。

合理的な計画は、時に救いではなく鎖になる。市場データを調べ、戦略を立て、ステップを並べた計画表。誰が見ても「正しい」答え。だが、その計画を前にすると、心はますます重くなり、足は動かなくなる。
計画があるからこそ、崩壊は加速する

ある経営者は詳細な行動計画を壁一面に貼り出していた。だが、日々の業務に追われ、手をつけられないまま日数が過ぎた。やるべきことが目に見えているのに動けない――その現実が、彼をさらに追い詰めた。数ヶ月後、計画表は剥がされ、彼の事業は静かに幕を閉じた。

計画が「やらなければならない現実」を突きつけ、恐怖と無力感を増幅させてしまうのだ。
行動できないのは怠惰ではない

「根性が足りないのだろう」と自分を責める人は多い。だが真実は違う。行動できない理由は“恐怖”だ。未来を直視したくない恐怖、失敗したくない恐怖、そして「もしできなかったら」という自己否定の恐怖。

合理的な計画は、この恐怖を照らし出す鏡になる。頭で理解していることと、心が受け止められることの間には、深い溝がある。
知識は時に重荷になる

学べば学ぶほど、頭は「分かっていること」でいっぱいになる。だが行動に移せない自分を目の当たりにするたび、罪悪感は強まる。知識が増えるほど、“できない自分”を突きつけられ、動けなくなる。

「分かっているのにできない」――この病は、知識を重ねるほど進行する。

恐怖は音もなく積み重なる

「今月だけ乗り切れば」
そう思って先送りを続けるうちに、計画表は開かれることなくホコリをかぶる。未来を考えること自体が怖くなり、目の前の小さな作業だけで1日を埋めてしまう。そしてある日、気づいた時にはもう、立ち行かなくなっている。

合理的な答えだけでは、人は救えない。
必要なのは、恐怖に寄り添い、その鎖を一つずつ外していく伴走者だ。

あなたは、この“頭では分かっているのに動けない病”に心当たりはないだろうか。

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