時間もお金も奪う見えない敵、それは“未整理の仕事”というガラクタ山だった

2025/09/04
気がつけば夜になっていた。
朝からパソコンの前に座り、メールを片付け、書類を整理し、SNSに投稿し、請求書を処理した。タスクは確かに減っている。だが、売上は微動だにしない。銀行残高を見て、背筋が凍った。

ガラクタは静かに未来を食い尽くす

未整理の仕事は、まるで部屋中に散らばるガラクタだ。必要なものを探すたびに時間を奪われ、余計なストレスに心が削られる。
忙しさは成果の仮装にすぎない。
やっている感覚だけが膨らみ、本当に価値を生み出す仕事は埋もれていく。

無駄な努力が積み上がる恐怖

知り合いの経営者は、1日15時間働いていた。だが、その大半はメールや書類整理に費やされていた。顧客への提案や新しい価値づくりには手を出せなかった。半年後、資金は底をつき、事業は止まった。
努力そのものが敵になる瞬間を、私は何度も見てきた。

テクノロジーでは埋まらない穴

私もかつて新しいツールを導入すれば何とかなると信じていた。だが、ガラクタの上に高級家具を置いても部屋は散らかったままだ。未整理の業務にテクノロジーを重ねても、混乱が増すだけだった。

棚卸しを恐れる心

多くの人は「時間がない」と言って業務の棚卸しを避ける。だが、本当は違う。自分がどれほど無駄な作業に時間を奪われているか直視するのが怖いのだ。だが、その恐怖から逃げ続ければ、未来はさらに残酷になる。

小さな一歩で流れは変わる

抜け道はある。今日の業務を15分で書き出すだけでいい。驚くほど多くの“無駄な作業”が姿を現すはずだ。その一歩は小さいようでいて、未来を取り戻すための唯一の始まりになる。

未整理の仕事は、あなたの時間もお金も奪っていく。
努力しているつもりのあなたを、静かに崩壊へと追い込む。
そして気づいたときには、もう取り戻せないほどのものを失っている。

? あなたの机の上、パソコンの中、頭の中にある“ガラクタ”は何ですか?

プロフィール

黒岩倖光(くろいわ ゆきみつ)

テクノロジーセラピスト
⚫︎やっていること
AI・スマホ・タブレット・パソコン活用指導
WEBマーケティングコンサルティング
社長の頭に汗をかくマーケティング勉強会
個人商店・医院・サロン向けショート動画・ライブ配信支援
⚫︎こんな人に届けたい
アイデアはあるがどう伝えれば良いかわからない
良い商品を扱っているのに、なかなか売れない
人前に出て自分を売り込むのが苦手だ
儲けることに罪悪感があって行動ができない
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