あなたのビジネスが沈む前兆? “流行りのITツール依存”に潜む恐ろしい罠5つ

2025/09/07
夜遅く、パソコンの前で新しいアプリをインストールしながら、「これで何かが変わるかもしれない」と胸を躍らせた瞬間があった。でも、その期待はやがて重たい現実に変わる。
気づけば私は、顧客に向き合う時間よりも「新しいツールの使い方」を学ぶ時間の方が長くなっていた。そんなとき、背筋がぞっとした。これは私だけではない、小規模ビジネスを営む誰もが陥り得る恐ろしい未来の始まりだったのだ。

罠1:時間を奪い続ける「勉強地獄」

目的を持たずにツールを導入すると、学習ばかりが積み重なり、売上は一向に増えない。顧客に向き合うべき大切な時間が静かに消えていく。

罠2:麻薬のような「万能感」

「これ一つで大丈夫!」と錯覚する。その瞬間は安心だが、根本的な課題は何ひとつ解決していない。

罠3:終わらない「乗り換え」

もっと良いものを求めては移行を繰り返す。そのたびにデータも時間も失われ、疲弊だけが残る。

罠4:小さな額が膨れ上がる「コスト地獄」

月額1,500円の積み重ねが、気づけば毎月数万円の出費に。活用できないまま固定費だけがのしかかる。

罠5:「やってるつもり」の錯覚

新しいツールに触れていると進んでいる気がする。でも実際は立ち止まったまま。時間とエネルギーだけが静かに流れ出す。

最も恐ろしいのは、この罠が音もなく進行することだ。まるで小さな穴が空いた船に乗り、気づかないまま水が満ちていくように。最初は些細な違和感なのに、放置すればやがて船は沈んでしまう。
私はその末路を見てきた。仲間のビジネスが静かに崩れていく姿も、自分自身が危うく沈みかけた経験も。だから今、声を大にして伝えたい。
流行りに飛びつくたびに、未来を少しずつ差し出していないだろうか。沈む前に気づけるかどうか――その差が、明日のビジネスを分けてしまうのだ。

プロフィール

黒岩倖光(くろいわ ゆきみつ)

テクノロジーセラピスト
⚫︎やっていること
AI・スマホ・タブレット・パソコン活用指導
WEBマーケティングコンサルティング
社長の頭に汗をかくマーケティング勉強会
個人商店・医院・サロン向けショート動画・ライブ配信支援
⚫︎こんな人に届けたい
アイデアはあるがどう伝えれば良いかわからない
良い商品を扱っているのに、なかなか売れない
人前に出て自分を売り込むのが苦手だ
儲けることに罪悪感があって行動ができない
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