アクセスはあるのに申し込みゼロ…その地獄を生んだ盲点
アクセスはある。けれど申し込みはゼロ。──これこそが最も残酷な地獄だ。
数字は伸びている。
広告のクリック数も、ランディングページへのアクセスも悪くない。
それなのに予約表は真っ白。
努力が報われない感覚に胸が冷たくなり、夜中に何度もスマホを開いて数字を確認する。
でも、どれだけ見てもフォームには一件の申し込みも入っていない。
“盲点”の正体
当時の私は信じ込んでいた。
「このサービスは誰にでも役立つ。だから広く告知すれば申し込みは増えるはず」
けれど、その思い込みが最大の罠だった。
盲点は、「誰に向けているか」が曖昧だったこと。
「経営者や起業家に役立ちます」
「集客に悩む方ならぜひ」
──そんな漠然としたメッセージは、誰の心にも届かない。
アクセスは数字として積み上がるが、心を動かすことは一度もなかった。
現実に起きた恐怖
ランディングページの滞在時間は数秒で離脱。
広告をクリックしてもフォーム入力率は0%。
SNSで「いいね」はつくのに、誰も来店しない。
「努力は全部無駄なのか?」
「こんなに頑張っているのに、なぜ?」
その問いに答えられず、私は夜ごと心を削られていった。
同じ地獄に落ちた人たち
これは私だけの話ではない。
サロンA: 「美容や癒しに興味のある女性全般」に向けた発信 → 誰からも選ばれず、予約は減少。
整体院B: 「肩こり・腰痛・美容整体も対応」と広く告知 → 来店ゼロの日が続いた。
だが彼らは勇気を出して絞った。
「40代、更年期で不調に悩む女性専用」
「産後ママ専門・骨盤ケア」
その瞬間、予約が戻った。
「まさに自分のことだと思って」と申し込みが殺到したのだ。
あなたへの問い
アクセスはあるのに、申し込みはゼロ。
そんな現実に心当たりはないだろうか?
もしそうなら、あなたも同じ盲点にはまっている可能性が高い。
「誰に届けたいのか」が定まっていない限り、どんなにアクセスがあっても結果はゼロのまま。
小さな一歩
恐怖を壊す最初の一歩はシンプルだ。
紙に書いてみてほしい。
「私のサービスは、誰にとって一番価値があるのか?」
その問いに答えた瞬間、あなたの発信は変わる。
アクセスだけが虚しく積み上がる地獄から抜け出す道が、ようやく見える。