小さなテストで大きな確信を。予約ゼロ地獄から解放される瞬間

2025/10/01

夜中、スマホの通知は静まり返っている。
予約はゼロ。
カレンダーは真っ白で、売上の数字も冷たく沈んでいく。
あの恐怖は、まるで心を締め付ける鉄の枷のようだった。

私は一度、この「予約ゼロ地獄」に捕らわれたことがある。
発信しても反応がない。広告にお金をかけても結果はゼロ。
眠れぬ夜、何度も「もう続けていけないのでは」と頭を抱えた。

でも、突破口は「大きな賭け」ではなかった。
必要だったのは、小さなテストだった。

最初のテストは、Instagramの投稿の最後に「〇〇で悩んでいませんか?」と一行加えること。
驚いた。
それまでの無反応が嘘のように、「まさに私のことです」とコメントが届いたのだ。

次のテストは、たった1万円の広告。
以前は同じ金額で結果ゼロだったのに、この時は1件の予約が入った。
数字だけ見れば小さい。
けれど、この1件は私の心を救った。
「届くんだ」という確信を、初めて手にした瞬間だった。

小さなテストが積み重なると、不安は「データ」に変わる。
闇雲に発信していた頃と違い、「これでいい」と胸を張れる証拠が目の前に現れる。
結果は数字に出る。
予約が入る。
レビューが増える。
紹介が生まれる。

たとえそれが小さな一歩でも、確信は雪だるまのように膨らんでいった。

美容や健康の仕事をしている人ほど、“想い”に支えられている。
だからこそ、努力がゼロで返ってきた時の絶望は深い。
でも、そこで立ち止まってはいけない。

小さなテストでいい。
・ターゲットを絞った広告を1万円だけ出してみる。
・顧客の声をそのまま投稿に使ってみる。
・予約導線を一箇所だけ改善してみる。

その一つが「地獄」を破るきっかけになる。

恐ろしいのは、行動しないことだ。
ゼロのまま時が過ぎれば、ゼロは習慣になり、やがて事業そのものを壊してしまう。

私はあの頃、確信がなく、自分の価値すら疑っていた。
でも、小さなテストの結果が積み重なるたびに、「私はできる」と思えるようになった。
やがて、予約は途切れず流れ込み始めた。

もし、今まさに予約ゼロに怯えているなら──
今日できる最も小さなテストを選んでみてほしい。
その小さな数字が返ってきた瞬間、恐怖は確信へと変わる。

そして、その瞬間こそが、予約ゼロ地獄から解放される本当の始まりになる。

プロフィール

黒岩倖光(くろいわ ゆきみつ)

テクノロジーセラピスト
⚫︎やっていること
AI・スマホ・タブレット・パソコン活用指導
WEBマーケティングコンサルティング
社長の頭に汗をかくマーケティング勉強会
個人商店・医院・サロン向けショート動画・ライブ配信支援
⚫︎こんな人に届けたい
アイデアはあるがどう伝えれば良いかわからない
良い商品を扱っているのに、なかなか売れない
人前に出て自分を売り込むのが苦手だ
儲けることに罪悪感があって行動ができない
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