SNSで騒ぐほど売れない──10月に“静かに予約が入る人”がやっている3つの習慣

2025/10/03

10月、SNSがざわつく季節。
「今こそ集客を!」「秋のキャンペーン開始!」
そんな声がタイムラインを埋め尽くす。

けれど、私は知っている。
あの賑やかさの裏で、静かに売上が落ちていく人がいることを。

予約カレンダーが空白になり、スマホの通知が鳴らない夜。
その“無音”が、どんなに恐ろしいかを。

発信を増やせばいいと思った。
けれど、反応は減り、既存客すら遠のいていった。
あの頃の私は、“声を大きくすれば届く”と信じていた。
でも本当は、“静かさの中に信頼が育つ”季節だったのだ。

1️⃣ 沈黙の前に「聴く」時間をつくる

焦り出した人ほど、発信の量を増やす。
だが、静かに結果を出す人は逆をしている。

彼女たちはまず、耳を澄ませている。
DMで、ストーリーで、
「最近どんなことで悩んでいますか?」
「この時期、心の変化ありますか?」

たった一つの質問が、心の扉を開く。

私も試してみた。
「季節の変わり目、体調どうですか?」とストーリーに投稿した夜。
返信が十数件届いた。
「最近、眠れない」「肌荒れがひどくて…」
そこには、“発信の答え”がすでに書かれていた。

小さな実践:
? 今夜、ストーリーで「最近どんな変化を感じていますか?」と聞いてみよう。

2️⃣ 季節の空気を発信に映す

10月は、心が“静”に傾く季節。
それを無視して、夏の勢いのまま発信すると、違和感だけが残る。

静かに売れている人は、季節の呼吸で投稿を変えている。
夏には「挑戦・変化・動く」を、
秋には「整える・深める・温める」を。

私はそれを意識してトーンを変えた。
すると、「この投稿、なんだか落ち着く」とコメントが増えた。
数字ではなく、“空気の共鳴”が生まれたのだ。

刺さる一文:

「声を張り上げても、届かない季節がある。
その代わり、囁きが深く響く季節が来る。」

小さな実践:
? 今週の投稿テーマに「整える」「温める」という言葉を1回入れてみる。

3️⃣ 売らずに、信頼を“待つ”

これが最も勇気のいる習慣だ。

私は一度、“売らない期間”を1か月設けたことがある。
キャンペーンを打たず、割引もせず、
ただ、「想いと実績」を淡々と発信し続けた。

すると、2週間後にDMが届いた。
「先生、今月はもう予約できませんか?」

数字的にはたった1件。
でもその1件が、確信をくれた。
“待たれている”という手応え。

静かな人ほど、信頼で売れていく。
それは、焦りではなく「覚悟の静けさ」だ。

刺さる一文:

「発信は波。
打ち寄せ続けるより、満ち潮を待つ方が早い。」

小さな実践:
? 投稿を3日間止めてみよう。
その間に、既存顧客に「近況お伺いメッセージ」を送るだけでいい

終わりに

10月は、“走る”季節ではない。
整え、深め、温める。
それが、心のリズムに合った発信のあり方だ。

騒ぐほど売れない。
けれど、静けさを恐れない人は、信頼で満たされていく。

今、あなたの発信はどんな音を立てているだろう。
もしかすると、その“沈黙”こそが、次の予約の前触れかもしれない。

プロフィール

黒岩倖光(くろいわ ゆきみつ)

テクノロジーセラピスト
⚫︎やっていること
AI・スマホ・タブレット・パソコン活用指導
WEBマーケティングコンサルティング
社長の頭に汗をかくマーケティング勉強会
個人商店・医院・サロン向けショート動画・ライブ配信支援
⚫︎こんな人に届けたい
アイデアはあるがどう伝えれば良いかわからない
良い商品を扱っているのに、なかなか売れない
人前に出て自分を売り込むのが苦手だ
儲けることに罪悪感があって行動ができない
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