SNSで「プレゼント企画」を成功させる人が必ずやっている“ひと手間”

2025/10/06

去年の秋。私は「売上ゼロ」のまま、カボチャの飾りを片付けていた。
──“ハロウィン企画、完敗”。

あの時の空気はいまでも忘れられない。
スマホの通知は鳴り続けているのに、誰も来ない。
「反応がある=集客ができている」と思い込んでいた私は、
その勘違いのまま、疲れ切った笑顔で投稿を続けていた。

でも本当の敗因は、セールでも割引でもなかった。
“贈り方”を間違えていたのだ。

多くの人がSNSで「プレゼント企画」をやる。
けれど、“配る”ことと“届ける”ことの違いを理解している人はほとんどいない。

投稿はバズっても、心は動かない。
それは「誰かのために」と言いながら、
実は“自分のために”配っていたからだ。

思い出してほしい。

あなたも、一度くらい経験があるはずだ。
「当たった人だけが嬉しそうに去っていく企画」。
コメント欄はにぎやかだけど、その後は静まり返る。
そう──熱はあっても、温度がない。

成功している人は違う。
彼らは“ひと手間”をかけている。

たとえば、ただ「フォローして応募」ではなく、
「今のあなたに贈りたい理由」を一言添える。

「この時期、疲れが出やすい方へ。」
「最近、がんばりすぎていませんか?」
その一文が、“誰かの心に居場所を作る”。

私も試した。
「秋の疲れを感じている方に、リラックスオイルをプレゼントします」
そう書いた投稿の応募は前回の半分。
でも、そこから予約につながったのは5倍だった。

数字が示していたのは、販促ではなく“共感”の力。

SNSは不思議な場所だ。
あなたの“目的”を、見抜く。
売るための発信には“音”がなく、
誰かを想った発信には“温度”がある。

だから、ただのキャンペーンでも、
その中に“気持ちの粒”を混ぜてほしい。

投稿を作るとき、私は自分にこう問いかける。
「これを見た誰かが、少しでも救われるだろうか?」

それがYESなら、きっとアルゴリズムも動く。
なぜなら、SNSは“数字”ではなく“意味”に反応するから。

もし、あなたが今「フォロワーは増えているのに予約は減っている」と感じているなら、
それは発信が“贈り物”ではなく“呼びかけ”になっているからかもしれない。

プレゼント企画とは、あなたの優しさを“見える化”する行為。
だからこそ、企画を成功させる人はみんな、
包装紙の中に想いという小さなメモを忍ばせている。

「売上を上げたい」と思ったら、
まず“誰を笑顔にしたいか”を考える。
そこに戻ることが、結局一番の近道だ。

#プレゼント企画 #SNS発信 #ファンづくり #美容サロン経営 #10月マーケティング

プロフィール

黒岩倖光(くろいわ ゆきみつ)

テクノロジーセラピスト
⚫︎やっていること
AI・スマホ・タブレット・パソコン活用指導
WEBマーケティングコンサルティング
社長の頭に汗をかくマーケティング勉強会
個人商店・医院・サロン向けショート動画・ライブ配信支援
⚫︎こんな人に届けたい
アイデアはあるがどう伝えれば良いかわからない
良い商品を扱っているのに、なかなか売れない
人前に出て自分を売り込むのが苦手だ
儲けることに罪悪感があって行動ができない
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