予約が入る人は、“最初の10文字”で勝負をつけている。

2025/10/07

夜の9時、私はまたスマホの前に座っていた。
投稿を終えたあとの静けさに、胸の奥がざわつく。
「今日こそ反応があるはず」──そう思っていた。

でも、1時間経っても「いいね」は2つ。
コメントはゼロ。
その沈黙は、まるで冷たい空気のように指先にまとわりついた。

その夜、私ははっきり悟った。
“最初の10文字”が、すべてを決めている。

どんなに心を込めても、
どんなに綺麗なデザインを作っても、
読み手の指が止まらなければ──
その投稿は「存在していない」のと同じだった。

昔の私は、「内容が良ければ届く」と信じていた。
だから、丁寧に説明した。
商品の良さ、こだわり、想い。
けれど、どんな投稿も反応がない。

ある日、分析ツールを見て凍りついた。
ほとんどの人が、最初の一文で離脱していた。
つまり私は、「伝わる前に捨てられていた」のだ。

あの絶望から抜け出すきっかけは、“10文字”だった。
私は、言葉の順番を変えた。
「伝える」ではなく「感じさせる」から始めた。

?そして、予約が入る人には共通点があった。

1. 感情から始まる投稿をしている。
 「怖いくらい静かな予約表を見た朝。」
 人は、感情の“温度”で動く。

2. 未来を想像させる言葉を使う。
 「3ヶ月後の私は、笑っていた。」
 映像が浮かぶと、読む手が止まる。

3. 常識を裏切る逆説で始める。
 「投稿すればするほど、予約が減った。」
 “意外性”は、無関心を破る。

投稿は情報発信ではない。
共感の発信だ。

人は「わかる」では動かない。
「それ、私のことだ」と思った瞬間に動く。

私が最初に“10文字ルール”を使ったとき、
始まりはこうだった。
「売上ゼロの朝に、私がしたこと。」

その投稿は、これまでにない反応を生んだ。
いいねは5倍、コメントには「泣きました」「まさに今です」。
私は思った。
言葉は完璧じゃなくていい。
 ただ、本音の温度であればいい。

怖いのは、誰もが“最初の10文字”の重みを知らずに、
「読まれない投稿」を量産していることだ。

でも、あなたならできる。
なぜならあなたは、すでにたくさんの想いを持っているから。
あとは、それを“届く順番”で出すだけだ。

投稿ボタンを押す前に、
たった10文字だけ、もう一度見つめてみてほしい。

そこに、あなたの“心の熱”はあるだろうか?
それとも、“無難な言葉”が並んでいるだろうか?

指が止まる10文字には、
人生を変える力がある。
あなたの予約表を、静寂から救い出す力が。

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プロフィール

黒岩倖光(くろいわ ゆきみつ)

テクノロジーセラピスト
⚫︎やっていること
AI・スマホ・タブレット・パソコン活用指導
WEBマーケティングコンサルティング
社長の頭に汗をかくマーケティング勉強会
個人商店・医院・サロン向けショート動画・ライブ配信支援
⚫︎こんな人に届けたい
アイデアはあるがどう伝えれば良いかわからない
良い商品を扱っているのに、なかなか売れない
人前に出て自分を売り込むのが苦手だ
儲けることに罪悪感があって行動ができない
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