年末まであと90日──でも、行動しない人がほとんどだ

2025/10/12

「まだ10月だし、焦るのは早いよね。」

──そう思っていた去年の自分を、今なら怖いと思う。

あのとき、私は何もしていなかった。
投稿を見てくれる人はいたけれど、
“動く人”は誰もいなかった。

ある朝、スマホを開くと、
ライバルのサロンが「年末予約満席」と投稿していた。
その文字を見た瞬間、心がズキッと痛んだ。

焦ってキャンペーンを作り、画像を用意し、夜に投稿。
でも、何も起きなかった。
通知は鳴らない。
DMも来ない。
タイムラインは静かだった。

その夜、スマホの光だけが部屋を照らしていた。
「私、遅かったんだ」
その現実が、静かに胸の中で冷えていった。

今だから分かる。
“あと90日”という言葉は、焦らせるためじゃない。
信頼を育てるための最低限の時間だ。

お客様は、すぐに動かない。
心が動くまでには「3回の共感」と「1回の安心」が必要だ。
投稿を見て、考えて、少し時間を置いて、ようやく行動する。
その“助走期間”を軽く見ていた私は、
準備していた人に、すべてのチャンスを渡してしまった。

人は“わかっているのに、動けない”。
それがいちばん怖い。

「時間がある」と思うのは、希望じゃなく麻酔だ。
行動しないまま3日が過ぎ、気づけば1週間、1か月。
その間に、誰かの発信が信頼を積み重ねていく。

そして年末、あなたが「まだ大丈夫」と思っている間に、
お客様の心の中では──
“誰にお願いするか”が、もう決まっている。

私は今年、同じ失敗を繰り返したくなかった。
だから、10月1日。
コーヒーを片手にカレンダーを開き、
“90日後の自分”に向けてメッセージを書いた。

「今日の投稿が、30日後の予約を作る」

そう思いながら、毎日ひとつ、発信を積み上げた。
小さな工夫。
小さな行動。
でも、その積み重ねが、確実に“温度”を上げていった。

11月の終わりには、
「そろそろ予約を入れたいです」というメッセージが届いた。
それは去年の“沈黙の画面”とは正反対の光景だった。

「90日早く動く人」と「ギリギリで動く人」では、
同じ努力でも結果がまるで違う。

でも、いちばん怖いのはここからだ。
──ほとんどの人は、この文章を読んでも動かない。

行動する勇気は、努力の先ではなく、
最初の一歩の中にしか生まれない。

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プロフィール

黒岩倖光(くろいわ ゆきみつ)

テクノロジーセラピスト
⚫︎やっていること
AI・スマホ・タブレット・パソコン活用指導
WEBマーケティングコンサルティング
社長の頭に汗をかくマーケティング勉強会
個人商店・医院・サロン向けショート動画・ライブ配信支援
⚫︎こんな人に届けたい
アイデアはあるがどう伝えれば良いかわからない
良い商品を扱っているのに、なかなか売れない
人前に出て自分を売り込むのが苦手だ
儲けることに罪悪感があって行動ができない
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