秋の再活性シナリオ:“購読者ゼロ”のリストが息を吹き返すまでの21日間。

2025/10/28

開封率0%。
既読2件。
そのうち1件は、自分。

そんな数字を見た瞬間、心臓の奥が“ストン”と沈んだ。
頑張ってきたつもりなのに、まるで誰にも届かないような孤独。
静まり返ったLINEの画面を見つめながら、
「もう、誰も待ってないのかもしれない」
そう思った。

でも、リストは死んでいなかった。
──眠っていただけだった。

■ 1〜7日目:沈黙の中で「信頼の死因」を探す

最初の一週間、私は何も送らなかった。
無理に配信しても、伝わらないことがわかっていたから。

代わりに、自分のメッセージを読み返した。
その中には、まるで営業メールのような言葉ばかり。

“今だけ特典!”
“お得なキャンペーンはこちら!”

──そこに「人」がいなかった。

数字を見すぎて、心を見なくなっていた。
発信は生きているように見えて、
もう温度のない“自動音声”になっていたのだ。

■ 8〜14日目:沈黙を破る“たった一行”

この週、私は配信を再開した。
けれど、売り込みではない。
たった一行のメールから始めた。

「最近、どんなことに悩んでいますか?」

返ってくるなんて思っていなかった。
でも、届いた。

「実は、最近お客様が減ってて…」
「また読めて嬉しいです」

沈黙の中から、小さな声が返ってきた。
その瞬間、私の中で何かが“呼吸”を取り戻した。

■ 15〜21日目:“語る”ことで、信頼が再起動する

私はその後、
うまくいかなかった日のこと、
一人で不安に潰れそうだった夜のこと、
それでもお客様が笑顔で帰ってくれた瞬間のことを、
正直に綴った。

気づけば、返信が増えていた。
「私も同じです」「また会いたいと思ってました」
──リストが、息を吹き返した。

開封率よりも、“共感率”が戻ってきたのだ。

■ 再生の鍵は、“沈黙のあと”にある

この21日で学んだのは、
「反応ゼロ=終わり」ではないということ。

沈黙のあとにこそ、
再び心が触れ合うタイミングがある。

けれど、何もせずにその時を待っていても、
誰もあなたを思い出してはくれない。

信頼は、息づかいのように途切れやすい。
だからこそ、もう一度、声をかけよう。

「最近、どうしてますか?」

その一行が、止まっていた信頼を動かす。

焦らなくていい。
でも、立ち止まったままでは、もう冬が来る。

秋は、“再び息を吹き返す”ための季節だ。

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プロフィール

黒岩倖光(くろいわ ゆきみつ)

テクノロジーセラピスト
⚫︎やっていること
AI・スマホ・タブレット・パソコン活用指導
WEBマーケティングコンサルティング
社長の頭に汗をかくマーケティング勉強会
個人商店・医院・サロン向けショート動画・ライブ配信支援
⚫︎こんな人に届けたい
アイデアはあるがどう伝えれば良いかわからない
良い商品を扱っているのに、なかなか売れない
人前に出て自分を売り込むのが苦手だ
儲けることに罪悪感があって行動ができない
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