「メールを出さなかった人の未来は、静かに消えていく。」
私はこの言葉を、何度も自分に言い聞かせてきた。

11月は、“誰も発信しない月”だ。
だからこそ、その1通の重みは、想像以上に大きい。

年末の準備に追われ、発信を止めた人たちは、
年明けに決まってこう言う。
「今年もダメだった…」

けれど、たった1通を出した人だけが、
静かに信頼を積み上げている。

リストマーケティングとは、単なる配信ではない。
それは「相手を思い出す力」だ。

11月は、誰もあなたを思い出してくれない季節。
あなたが“思い出してもらう側”になるか、
“忘れられる側”になるかが決まる。

たった1通でいい。
商品を売る必要はない。
ただ、「気にかけている」という温度を伝えるだけで、
来年の売上は変わる。

LTV（＝お客様との関係が続く時間）は、
この1通の“やりとり”から始まる。

メールの内容が完璧でなくてもいい。
「寒くなりましたね」「最近どうですか？」
たったそれだけでも、相手の心に灯がともる。

私は何度も経験した。
発信を止めた月は、売上が落ちた。
逆に、静かな11月に“想いだけ”を送った年は、
翌年のリピート率が1.5倍に跳ね上がった。

この11月、あなたは誰に言葉を届けますか？
もし誰も思い浮かばないなら、
それが、あなたのビジネスが停滞しているサインかもしれない。

信頼を積み上げるのは、特別な施策じゃない。
「あなたのことを、ちゃんと覚えていますよ」
その一言を、相手が“本当に感じ取る瞬間”だけだ。

だから私は、またこの11月も書く。
1通のメールを。
数字ではなく、名前を思い浮かべながら。

その行動が、来年の私を救うことを知っているから。