この特典を逃した人から“年末失速”し始める理由 ── たった一度の判断が、12月の売上を左右する。

2025/11/27

気づいたのは去年の12月23日だった。
ガラガラの予約表を前に、私はしばらく立ち尽くしていた。

あれほど忙しかった年末が、どうして急に静かになったのか。
お客さまの足が突然途切れた理由が、まったくわからなかった。

でも、あとになって気づいた。
あの“たった一度の判断”が、未来を変えてしまったのだと。

11月10日。
私は「特典は別につけなくてもいいか」と判断した。それだけだった。

今思い出しても、胸がざわつく。
たったひとつの“やらなかった選択”。
その小さな無視が、12月の売上全体に影響するなんて、想像もしていなかった。

■「忙しい」は、未来の売上を奪う言い訳だった

当時の私はこう言っていた。

「特典を作る時間がない」
「急にキャンペーンなんて、売り込みっぽいかも」
「お客さまに焦らせてると思われないかな」

全部もっともらしい。
でも、売上から見ればたったのひとつ。

“行動しなかった事実”だけが残る。

私はそのことを、静まり返った予約画面と向き合うことで学んだ。

あの日から、私の中の何かが変わった。

■人は“理由”がないと来店しない

心理学には「希少性バイアス」というものがある。
“期間・数量が限定されると、人は必ず動く”という法則。

私はこれを甘く見ていた。

人が買うのは“商品”ではなく、
「今、動く理由」 だった。

・期間が終わるから
・今回はお得だから
・今回だけのプレゼントがあるから
・今予約すれば年内にスッキリできるから

こうした「理由」があるときだけ、お客さまは行動する。

逆に、理由がなければ──
どれだけ良い商品でも、人は永遠に動かない。

私はその現実を知った瞬間、思わずため息を漏らした。
去年の私は、理由づくりを怠ったのだ。

■特典は“売り込み”ではなく、お客さまの背中を押す優しさだった

私は勘違いしていた。
特典=売り込み。
そう思い込んでいた。

でも本当は違った。

特典とは、お客さまにとっての 「また行く理由」 だった。

「次も予約しようかな」
「この月は特典があるんだ」
「またあの人に会いに行こう」

こうやって、お客さまは戻ってくる。

決して、押しつけの営業でも、焦らせる行為でもなかった。
お客さまが迷わなくなるように、そっと差し出す“道しるべ”だった。

■11月に動かない人だけが、12月に泣く

これは本当に怖い。

11月に行動しなかった人は、12月の売上で必ず痛みを見る。

これは努力不足ではない。
才能のせいでもない。

“タネを撒かなかった”
ただその事実だけが、確実に結果に現れる。

だから今、私は去年の私と同じ道にいかないように、この文章を書いている。

今日からあと72時間。
この“期間限定の理由”を活かせるかどうかで、あなたの12月は大きく変わる。

■行動した人だけが、年末の売上を掴む

今、時間がなくてもいい。
完璧な特典じゃなくてもいい。
疲れていてもいい。

大事なのは──
“やる”か“やらない”か、ただそれだけ。

私は去年、その選択から逃げた。
そして12月23日、静まり返った予約画面に胸を締め付けられた。

でも今年は違う。
私は迷わない。

迷いが未来を奪うことを、骨の髄まで知ってしまったから。

もし、これを読んでいるあなたが去年の私と同じ状態にいるなら──
この文章が、72時間前のあなたを救うために存在している。

そして最後にひとつだけ、確実に言える。

動いた人だけが、年末に笑う。

プロフィール

黒岩倖光(くろいわ ゆきみつ)

テクノロジーセラピスト
⚫︎やっていること
AI・スマホ・タブレット・パソコン活用指導
WEBマーケティングコンサルティング
社長の頭に汗をかくマーケティング勉強会
個人商店・医院・サロン向けショート動画・ライブ配信支援
⚫︎こんな人に届けたい
アイデアはあるがどう伝えれば良いかわからない
良い商品を扱っているのに、なかなか売れない
人前に出て自分を売り込むのが苦手だ
儲けることに罪悪感があって行動ができない
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