【なぜ?】SNSも投稿、キャンペーンも実施。なのに売上ゼロの人に共通する“盲点”。

2025/12/01

今日の夕方、ふっと胸の奥にざらつく感覚が湧いた。
スケジュール帳に書かれた「投稿」「LINE配信」「キャンペーン準備」。
その文字を見つめていた瞬間、急に冷たいものが背中を走った。

“この全部をやっても、売上がゼロのままだった時期があった。”

私は一度、その地獄を経験している。
投稿を毎日続けていた。
ストーリーズも上げていた。
お客様を思って企画も作った。

でも売上は、
静かに、確実に、ゼロに向かっていった。

そして気づいたのだ。
努力が届いていないのではなく、努力の“角度”がズレていたのだと。

実はこれ、今日相談を受けた個人事業主の方にも同じ現象が起きていた。
その瞬間、胸がギュッと掴まれたようになった。

なぜなら——
かつての私とまったく同じ“盲点”の上に立っていたから。

■ 売れない人の共通点は「努力不足」ではない

誤解されがちだけれど、
売れない人は決して怠けているわけじゃない。

むしろ、誰より真面目で、
誰より行動していて、
誰より一生懸命だ。

だけど——
その努力は、相手の世界に届いていない。

これがすべての根っこだ。

たとえるなら、
大声で呼んでいるのに、
お客様とは“別の部屋”にいる状態。

どれだけ叫んでも、届かない。
どれだけ投稿しても、響かない。

努力の問題ではなく、
方向の問題。

そして恐ろしいのは、
“届いていない”ことに本人が気づけないということだ。

■ 盲点①

「私はこう思う」しか書いていない

投稿を読むと、ほとんどが

・私のこだわり
・私の商品
・私の価値
・私の想い

…全部“私”の話。

それは悪いことではない。
でも、お客様の頭の中に
「その話、私のことだ」と思う“接続点”がない。

努力が独り言になる瞬間だ。

■ 盲点②

お客様の「生活の風景」とつながっていない

お客様は商品を見ていない。
“自分の人生の問題”しか見ていない。

だから発信には、
相手の生活の一部を載せないと届かない。

・予約表が真っ白な時の胃の重さ
・値上げしたいのに言い出せない葛藤
・他のサロンの繁盛投稿を見て落ちる心
・お客様が離れていく気配の恐ろしさ

そこを書いていない投稿は、
どれだけ丁寧でも“自分事”にならない。

■ 盲点③

どこにも「私の話だ」と思わせる一行がない

読者がスクロールを止める瞬間は必ずひとつ。

「あ。これ、私だ」

と思った時だ。

逆に言えば、
その一行がない投稿は、
いくら一生懸命でも“通り過ぎられる”。

SNSの残酷さはここにある。
拒絶はされない。
ただ、無視されるだけだ。

■ ■ ではどうすれば“届く”のか

ここがいちばん大事。

努力する方向を変えるだけで、
発信は急に刺さり始める。

私がゼロから復活した時に意識したのはたったひとつ。

「お客様の1日のどこに、私の投稿が差し込めるか?」

これだけだった。

朝スマホを開いた瞬間なのか、
予約がない日のお昼なのか、
夜に不安が押してくるタイミングなのか。

“相手の生活の中の一点”にリンクさせて発信すると、
文章が急に刺さり始める。

■ 今、売上がゼロに近づいている人へ

あなたの努力は間違っていない。
足りていないわけでもない。

ただ——
届く角度 を調整する時期に来ているだけだ。

方向を変えた瞬間、
お客様の反応は驚くほど変わる。

努力量ではなく、
角度がすべてを決める。

そのことを、
今日の違和感がもう一度教えてくれた。

プロフィール

黒岩倖光(くろいわ ゆきみつ)

テクノロジーセラピスト
⚫︎やっていること
AI・スマホ・タブレット・パソコン活用指導
WEBマーケティングコンサルティング
社長の頭に汗をかくマーケティング勉強会
個人商店・医院・サロン向けショート動画・ライブ配信支援
⚫︎こんな人に届けたい
アイデアはあるがどう伝えれば良いかわからない
良い商品を扱っているのに、なかなか売れない
人前に出て自分を売り込むのが苦手だ
儲けることに罪悪感があって行動ができない
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