【なぜ?】SNSも投稿、キャンペーンも実施。なのに売上ゼロの人に共通する“盲点”。
今日の夕方、ふっと胸の奥にざらつく感覚が湧いた。
スケジュール帳に書かれた「投稿」「LINE配信」「キャンペーン準備」。
その文字を見つめていた瞬間、急に冷たいものが背中を走った。
“この全部をやっても、売上がゼロのままだった時期があった。”
私は一度、その地獄を経験している。
投稿を毎日続けていた。
ストーリーズも上げていた。
お客様を思って企画も作った。
でも売上は、
静かに、確実に、ゼロに向かっていった。
そして気づいたのだ。
努力が届いていないのではなく、努力の“角度”がズレていたのだと。
実はこれ、今日相談を受けた個人事業主の方にも同じ現象が起きていた。
その瞬間、胸がギュッと掴まれたようになった。
なぜなら——
かつての私とまったく同じ“盲点”の上に立っていたから。
■ 売れない人の共通点は「努力不足」ではない
誤解されがちだけれど、
売れない人は決して怠けているわけじゃない。
むしろ、誰より真面目で、
誰より行動していて、
誰より一生懸命だ。
だけど——
その努力は、相手の世界に届いていない。
これがすべての根っこだ。
たとえるなら、
大声で呼んでいるのに、
お客様とは“別の部屋”にいる状態。
どれだけ叫んでも、届かない。
どれだけ投稿しても、響かない。
努力の問題ではなく、
方向の問題。
そして恐ろしいのは、
“届いていない”ことに本人が気づけないということだ。
■ 盲点①
「私はこう思う」しか書いていない
投稿を読むと、ほとんどが
・私のこだわり
・私の商品
・私の価値
・私の想い
…全部“私”の話。
それは悪いことではない。
でも、お客様の頭の中に
「その話、私のことだ」と思う“接続点”がない。
努力が独り言になる瞬間だ。
■ 盲点②
お客様の「生活の風景」とつながっていない
お客様は商品を見ていない。
“自分の人生の問題”しか見ていない。
だから発信には、
相手の生活の一部を載せないと届かない。
・予約表が真っ白な時の胃の重さ
・値上げしたいのに言い出せない葛藤
・他のサロンの繁盛投稿を見て落ちる心
・お客様が離れていく気配の恐ろしさ
そこを書いていない投稿は、
どれだけ丁寧でも“自分事”にならない。
■ 盲点③
どこにも「私の話だ」と思わせる一行がない
読者がスクロールを止める瞬間は必ずひとつ。
「あ。これ、私だ」
と思った時だ。
逆に言えば、
その一行がない投稿は、
いくら一生懸命でも“通り過ぎられる”。
SNSの残酷さはここにある。
拒絶はされない。
ただ、無視されるだけだ。
■ ■ ではどうすれば“届く”のか
ここがいちばん大事。
努力する方向を変えるだけで、
発信は急に刺さり始める。
私がゼロから復活した時に意識したのはたったひとつ。
「お客様の1日のどこに、私の投稿が差し込めるか?」
これだけだった。
朝スマホを開いた瞬間なのか、
予約がない日のお昼なのか、
夜に不安が押してくるタイミングなのか。
“相手の生活の中の一点”にリンクさせて発信すると、
文章が急に刺さり始める。
■ 今、売上がゼロに近づいている人へ
あなたの努力は間違っていない。
足りていないわけでもない。
ただ——
届く角度 を調整する時期に来ているだけだ。
方向を変えた瞬間、
お客様の反応は驚くほど変わる。
努力量ではなく、
角度がすべてを決める。
そのことを、
今日の違和感がもう一度教えてくれた。