【脱・比較される人】11月にだけ解禁される“独自性の磨き方”が売上ゼロを救う。

2025/11/30

気づきたくなかった事実に、今日また静かに触れてしまった。

同業者の投稿を眺めていたら、胸の奥で小さくざらつく音がした。
「なぜ、この人だけ予約が埋まるんだろう」
技術が特別に優れているわけじゃない。
文章が秀逸なわけでもない。
むしろ…私と大差ないように見える。

なのに、選ばれるのは“私以外の誰か”。

その光景を見た瞬間、胸の奥にひんやりした風が吹き込んだ。
まるで「お客様からの評価」という見えない指標を突きつけられたようで。

■ 11月は、一年で最も“比較される月”だ。

これは何度向き合っても残酷な事実だ。
なぜなら、12月に向けて人の財布が固くなり、
「誰から買うか」
が必要以上に厳しくチェックされるから。

この時期、お客様は価格も内容も見ているようで、
本当は違う。

見ているのはただひとつ。

「この人は、私の痛みを理解してくれているか?」

この一点だけで、優先順位が決まる。

■ そして今日、棚の奥から見つけた“3年前のPOP”がそれを証明した。

書いてある言葉は、誰が書いても同じようなことばかり。
「リラックスできます」
「疲れを癒します」
「頑張るあなたにご褒美を」

…私じゃなくてもいいじゃないか。

読み返すたび、あの頃の売上が不安定だった理由が
じわりと浮かび上がってくる。

“無風の日々”。

SNSを更新しても、キャンペーンを打っても、
まるで存在しない部屋に向かって話しているような、あの感覚。

売上ゼロの恐怖は、
数字よりも、自分自身を疑う心の痛みのほうが重かった。

■ 独自性とは「奇抜さ」ではない。

独自性とは「痛みを理解する言葉」である。

ここを勘違いしている人が多い。
そして私自身、3年前までそのひとりだった。

独自性を磨くとは、
・派手な世界観をつくることでも、
・高額講座を受けて肩書きを盛ることでも、
・難しい言葉を使うことでもない。

ただひとつ。

「私は誰のどんな痛みを救いたいのか」を言語化すること。

これだけだ。

■ 今日、POPに書き足してみた言葉がある。

「忙しい女性が、誰にも言えない疲れを置いていける場所に」

たった1行書き足した瞬間、胸の奥で“カチ”と音がした。
何かが噛み合ったような、ずっと探していた鍵を見つけたような感覚。

読んだ自分が一番驚いた。

「これ、私にしか言えない言葉だ」

■ ここで、あなたに問いがある。

あなたが救いたい“たった一人の名前”は誰ですか?

・年齢
・暮らし
・癖
・疲れの理由
・抱えている未来の不安
・自分でも気づいていない痛み

その“一人”が言えた瞬間、
あなたは比較されなくなる。

なぜなら、比較されるのは「どこにでもいる人」だから。

■ 11月は、独自性を磨ける最後のタイムリミット。

12月になると人は、
・買う
・買わない
の二択に完全に分かれてしまう。

だから、この時期に
“あなたにしか言えない言葉”
をひとつ持つこと。

それが、年末の失速を止める唯一の方法になる。

■ 最後に。

これは、あなたへの提案というより警告に近い。

「私は誰を救いたいのか」
この問いに答えられないまま年末を迎えると、
どれだけInstagramを更新しても、
どれだけキャンペーンを打っても、
どれだけ商品が良くても、

“誰の心にも届かない”。

私があのPOPの前で固まったように、
あなたもいつか同じ冷たさに触れてしまうかもしれない。

でも逆に言えば、
今日、たった一行の言葉を書けた人から、
来月の未来は変わり始める。

11月は酷だ。
だけど、とても優しい。

“あなたの本当の価値”を取り戻すには、
この時期がいちばん都合がいい。

そして今なら、まだ間に合う。

プロフィール

黒岩倖光(くろいわ ゆきみつ)

テクノロジーセラピスト
⚫︎やっていること
AI・スマホ・タブレット・パソコン活用指導
WEBマーケティングコンサルティング
社長の頭に汗をかくマーケティング勉強会
個人商店・医院・サロン向けショート動画・ライブ配信支援
⚫︎こんな人に届けたい
アイデアはあるがどう伝えれば良いかわからない
良い商品を扱っているのに、なかなか売れない
人前に出て自分を売り込むのが苦手だ
儲けることに罪悪感があって行動ができない
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