放置してたのに…!休眠リストが“この日だけ”反応する恐ろしい理由。
気づいたのは、去年の12月の深夜だった。
サロンの電気を落として、レジ締めをしていた時。
真っ暗な空間に、スマホの通知だけが唐突に光った。
「お久しぶりです、もう一度お願いできますか?」
「今年のうちに一度相談したいです」
「年末前に整えておきたいと思って…」
半年以上返事すらなかった休眠客から、
突然、連絡が立て続けに来た。
最初は正直、怖かった。
“なんで今日なんだろう…?”
気になって過去のデータを遡ると、
それが“たまたま”じゃないことに気づいた。
反応が集中するのは——
毎年、必ず同じ“ある日”だった。
その日だけ、
沈黙していたリストが一斉に息を吹き返す。
私は「気のせい」で片付けようとした。
でも、見れば見るほど
あまりに一致しすぎていて背筋が冷えた。
■ 休眠リストが動く“1日だけのスイッチ”
その日は、
人間が“自分の時間”を一瞬だけ取り戻す日。
大掃除もまだ本格化していない。
クリスマスの浮かれムードにも浸っていない。
年末の追い込み仕事にも呑まれていない。
だけど、
一年の疲れは、確実に顔に出始める。
鏡を見た瞬間に
“あ、やばい…”とストンと落ちる日がある。
その“最初の小さな違和感”。
これが、休眠リストが動き出す唯一のタイミング。
そしてその日は、
びっくりするほど多くの地域で
“同じ日付”に発生する。
だから私は密かに、
この1日を“解禁日”と呼んでいる。
■ でも怖いのは、動くのはその“1日だけ”だということ
この日に何も送っていなければ、
せっかく湧いた購買意欲は
次の日には跡形もなく消える。
なぜなら——
数時間後には、
・大掃除
・年末準備
・忘年会
・子どもの予定
・年賀状
・仕事の締め切り
こういう“外側の仕事”に全部持っていかれるから。
人が自分に向けていた矢印が、
一瞬で別方向に向いてしまう。
だから、
休眠リストが反応するのは、
年末の“ほんの数時間だけ”。
怖いほど短い。
私はこの瞬間を逃して、
12月後半に青ざめたことがある。
■ じゃあ、この日に送る言葉は何か?
結論じゃなく、
温度だ。
売り込みは絶対に反応しない。
必要なのはたった一言。
それはこんな“物語の入口”のような一文。
「もうすぐ一年が終わるからこそ、自分のための5分を思い出してほしくて。」
この一文だけで、
硬く閉じた心がふっと緩む。
休眠していた人の“自分の時間”が
ゆっくりと水面に浮かんでくる。
私は毎年この一言で救われている。
大げさではなく、文字通り売上が変わった。
■ 休眠リストは怖い。
でも、“動く”瞬間はもっと怖い。
だってその瞬間は、
あなたの準備があるかどうかで
1年ぶんの売上が決まるから。
通知が鳴るあの音を、
今年こそ聞き逃さないでほしい。
そして最後に、
この記事を読んだあなたに質問したい。
あなたは、その“たった1日のチャンス”を
今年こそ掴みにいきますか?
それとも——
また、流れていく時間の背中を
見送ってしまいますか?
私は、今年は絶対に逃さない。