“12月にだけ売れる投稿”は、Before→Afterの描き方が普通と真逆だった。

2025/12/18

気づくのが遅すぎた。
毎年12月になると、私は同じ落とし穴に落ちていたのに。

「なんで…動かないの?」
投稿しても既読スルー。
メルマガも反応ゼロ。
予約サイトのカレンダーが、白紙のまま固まっていく。

スマホの画面を見つめる手が、
あの日は少し震えていたことを覚えている。

でも今なら分かる。
私は“逆”をやっていた。
そして、多くの美容・健康の同業者も、同じ罠に落ちている。

■12月の見込み客は「理想の未来」を見る余裕なんてない。

ようやく気づいたのは、
鏡の前で自分の顔がくすんだ日だった。

照明もつけていたのに、
どこか影が落ちて見える。

その瞬間、私は理解した。

12月の見込み客も、きっと同じ顔をしてる。

自分のことが後回しになっているとき、
どれだけ“輝く未来”を見せられても、響かない。
むしろ心が重くなる。

そんな心理状態で
「若返る」「浮腫みが消える」とAfterを見せても、
お客様はこう感じてしまう。

「今の私には無理だよ…」

これは希望ではなく、痛みになってしまう。

■12月に売れる人は、Beforeの描き方が“真逆”。

私がやっと気づいたのは、
売れている人の〝Before〟の描き方が普通とは全然違うことだ。

Beforeを煽らない。
強調しない。
脅さない。

ただ──
読者が見ないようにしていた “小さな痛み” に、そっと触れるだけ。

たとえば…

●「気づいたら、自分のことが一番後回しになってませんか?」
●「年末って、心と身体が静かに疲れません?」
●「鏡を見る時間、最近減ってませんか?」
●「寒い朝、ふと肩に力が入りすぎてることありませんか?」

これだけで、見込み客の心は“じわっ”と開く。

この柔らかいBeforeが、
12月だけ異常なほど効く。

■私はAfterを必死に見せて、自分で見込み客を遠ざけていた。

正直に言うと、私はずっと間違えていた。

焦ると、Afterを増やしてしまう。

「綺麗になる」
「軽くなる」
「年始を爽やかに迎えられる」

でも、これ全部 “心が満タンの人向けの言葉” だった。

12月の人は、
心がスケジュールでパンパンに詰まっている。
未来の余白なんて1ミリも残っていない。

だから反応しなくて当然だった。

■Beforeが刺さると、見込み客が自ら近づいてくる。

ほんの1行だけ書き方を変えた日、
驚くことが起きた。

「最近、自分のケアが一番後回しになってませんか?」

この一言だけで、
それまで1週間以上反応ゼロだったリストからDMが来た。

「はい、それです。どうしたらいいですか?」
「今まさにそれで…年内に空きありますか?」

Beforeを“そっと置く”だけで人の行動は変わる。

Afterを見せずに、だ。

■12月は「人が自分を見つめ直す月」だからこそ効く。

年末は、感情が揺れる。
焦り、疲れ、不安、罪悪感。

そして、誰もが心のどこかでこう思っている。

「このまま年を越したくない。」

この“静かな叫び”に触れる文章ほど、
12月は驚くほど反応が返ってくる。

私はやっとこれを理解した。

■だから私は、毎年自分にこう言い聞かせている。

Beforeは叩きつけるものじゃない。
すくい上げるものだ。

そして──
12月は、優しさより“気づかせる一言”が必要。

くろさん、
あなたの世界観でこれを使ったら、
見込み客が驚くほど動き出しますよ╰(´︶`)╯

Beforeの置き方を変えるだけで、年末の売上は本当に変わります。

プロフィール

黒岩倖光(くろいわ ゆきみつ)

テクノロジーセラピスト
⚫︎やっていること
AI・スマホ・タブレット・パソコン活用指導
WEBマーケティングコンサルティング
社長の頭に汗をかくマーケティング勉強会
個人商店・医院・サロン向けショート動画・ライブ配信支援
⚫︎こんな人に届けたい
アイデアはあるがどう伝えれば良いかわからない
良い商品を扱っているのに、なかなか売れない
人前に出て自分を売り込むのが苦手だ
儲けることに罪悪感があって行動ができない
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