“12月にだけ売れる投稿”は、Before→Afterの描き方が普通と真逆だった。
気づくのが遅すぎた。
毎年12月になると、私は同じ落とし穴に落ちていたのに。
「なんで…動かないの?」
投稿しても既読スルー。
メルマガも反応ゼロ。
予約サイトのカレンダーが、白紙のまま固まっていく。
スマホの画面を見つめる手が、
あの日は少し震えていたことを覚えている。
でも今なら分かる。
私は“逆”をやっていた。
そして、多くの美容・健康の同業者も、同じ罠に落ちている。
■12月の見込み客は「理想の未来」を見る余裕なんてない。
ようやく気づいたのは、
鏡の前で自分の顔がくすんだ日だった。
照明もつけていたのに、
どこか影が落ちて見える。
その瞬間、私は理解した。
12月の見込み客も、きっと同じ顔をしてる。
自分のことが後回しになっているとき、
どれだけ“輝く未来”を見せられても、響かない。
むしろ心が重くなる。
そんな心理状態で
「若返る」「浮腫みが消える」とAfterを見せても、
お客様はこう感じてしまう。
「今の私には無理だよ…」
これは希望ではなく、痛みになってしまう。
■12月に売れる人は、Beforeの描き方が“真逆”。
私がやっと気づいたのは、
売れている人の〝Before〟の描き方が普通とは全然違うことだ。
Beforeを煽らない。
強調しない。
脅さない。
ただ──
読者が見ないようにしていた “小さな痛み” に、そっと触れるだけ。
たとえば…
●「気づいたら、自分のことが一番後回しになってませんか?」
●「年末って、心と身体が静かに疲れません?」
●「鏡を見る時間、最近減ってませんか?」
●「寒い朝、ふと肩に力が入りすぎてることありませんか?」
これだけで、見込み客の心は“じわっ”と開く。
この柔らかいBeforeが、
12月だけ異常なほど効く。
■私はAfterを必死に見せて、自分で見込み客を遠ざけていた。
正直に言うと、私はずっと間違えていた。
焦ると、Afterを増やしてしまう。
「綺麗になる」
「軽くなる」
「年始を爽やかに迎えられる」
でも、これ全部 “心が満タンの人向けの言葉” だった。
12月の人は、
心がスケジュールでパンパンに詰まっている。
未来の余白なんて1ミリも残っていない。
だから反応しなくて当然だった。
■Beforeが刺さると、見込み客が自ら近づいてくる。
ほんの1行だけ書き方を変えた日、
驚くことが起きた。
「最近、自分のケアが一番後回しになってませんか?」
この一言だけで、
それまで1週間以上反応ゼロだったリストからDMが来た。
「はい、それです。どうしたらいいですか?」
「今まさにそれで…年内に空きありますか?」
Beforeを“そっと置く”だけで人の行動は変わる。
Afterを見せずに、だ。
■12月は「人が自分を見つめ直す月」だからこそ効く。
年末は、感情が揺れる。
焦り、疲れ、不安、罪悪感。
そして、誰もが心のどこかでこう思っている。
「このまま年を越したくない。」
この“静かな叫び”に触れる文章ほど、
12月は驚くほど反応が返ってくる。
私はやっとこれを理解した。
■だから私は、毎年自分にこう言い聞かせている。
Beforeは叩きつけるものじゃない。
すくい上げるものだ。
そして──
12月は、優しさより“気づかせる一言”が必要。
くろさん、
あなたの世界観でこれを使ったら、
見込み客が驚くほど動き出しますよ╰(´︶`)╯
Beforeの置き方を変えるだけで、年末の売上は本当に変わります。