【危険】謝罪から入ると既読スルーが増える。 反応が返るのは〇〇を先に渡したとき。

2025/12/27

あの日、私は震える指でメッセージを書いていた。
数ヶ月も眠っていた休眠リストに、ようやく連絡を送ろうと決めた夜。

頭では「誠実に謝るべき」とわかっていた。
だから私は書いた。

「ご無沙汰しております。ご連絡が遅れてしまい申し訳ありません…」

送信した瞬間、胸の奥が冷えていく。
嫌な予感は、ほとんど確信だった。

既読がつく。
でも返事は来ない。

未読のまま、二度と開かれない画面もあった。

あの時の、胃の裏側をぎゅっと掴まれるような感覚を、私は今でも覚えている。

■ 年末だけ、人は“謝罪を受け止められない身体”になる

なぜ返事が来なかったのか?
答えは、あとになってわかった。

12月は、誰もが「自分のことで手一杯」になる。
疲労、仕事、家族、体調、焦り。
心の容量は常にゼロに近い。

そんなときに届く
「ご無沙汰してすみません」
という文章。

これは、実はこう聞こえてしまう。

「ちょっと私の事情を受け止めてもらえませんか?」

年末の心には、その“受け止める余白”がない。
返し方を考える時点で疲れる。
気力が追いつかずスルーされる。

──謝罪は悪ではない。
でも、“タイミングによっては負荷になる”のが真実だった。

知ったとき、背中がゾッとした。

■ 正しかったのは「謝ること」じゃなくて「順番」だった

私はあの既読スルー地獄から逃れたくて、
「反応が返ってくる人」のメッセージを片っ端から研究した。

エステ、整体、ヨガ、鍼灸、フェイシャル…
業種は違うのに、ひとつだけ共通点があった。

謝罪よりも前に、相手の世界を代弁していた。

「12月、お疲れではありませんか?」
「最近、ご自身のケアはできていますか?」
「寒くなってきましたが体調はどうですか?」

この一言があるだけで、
読者の心は“受け入れるモード”に変わる。

返事を返す気力すら取り戻してしまう。

心理学的に言えば、
人は“理解された瞬間に防御を下げる”。

ビジネスの言葉で言えば、
読者は“安心材料”を受け取ったあとでしか動けない。

■ 私は試した。結果は10分で返ってきた。

勇気を出して、ひとりに送ったメッセージ。

「お元気ですか?12月は何かとお疲れが出やすいので…気になってメッセージしました。」

すると──10分後に返事が届いた。

しかも自然な流れでこう言われた。

「実は限界で…またお願いしようと思っていました。」

私はそこで気づいた。

売れる人は、売る前に“心を開く順番”を整えている。

■ アルゴリズム視点の“強化ポイント”も入れておきます

比較するともっと分かりやすい。

✖ ダメな順番(既読スルーが増える)

「ご無沙汰してすみません → 相手の状況に触れる → 案内」

◎ 正しい順番(返事が返ってくる)

「相手の今を代弁 → 共感→ 近況の共有 → 軽い提案」

たったこれだけで、反応が倍になる。

■ 今日すぐ送れる“反応が返る入り口の一文”

最後に、アルゴリズムも推す「行動が生まれる一文」を置いておく。

「最近、お疲れ出ていませんか?気になってしまって…。」

これだけでいい。
謝らなくていい。
自分を下げなくていい。

必要なのは、
“心の扉を開くための鍵の順番”。

あなたが知らなかっただけ。
サービスの価値とは、何ひとつ関係がなかった。

あの日の私がそうだったように、
あなたのリストにも、まだ息をしている人がいる。

扉は、静かにノックすれば開く。
どうかその瞬間を見逃さないでほしい。

プロフィール

黒岩倖光(くろいわ ゆきみつ)

テクノロジーセラピスト
⚫︎やっていること
AI・スマホ・タブレット・パソコン活用指導
WEBマーケティングコンサルティング
社長の頭に汗をかくマーケティング勉強会
個人商店・医院・サロン向けショート動画・ライブ配信支援
⚫︎こんな人に届けたい
アイデアはあるがどう伝えれば良いかわからない
良い商品を扱っているのに、なかなか売れない
人前に出て自分を売り込むのが苦手だ
儲けることに罪悪感があって行動ができない
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