送ってすぐ返事が来ない? それ…“成功のサイン”かもしれません。

2025/12/28

メッセージを送ったあと、
スマホを向こう側から覗き込むように見つめてしまった瞬間がある。

返事がこない時間が、
まるで“自分だけが置いていかれた廊下”みたいに寒く感じて。

こんな気持ちになるのは私だけじゃないはずだ。

──でも、あの日。
私は自分の認識が完全に間違っていたことに気づいてしまった。

返事がすぐ来ないのは、嫌われたからじゃない。
考えているから。
比べているから。
そして――決断しようとしているから。

この“逆転の真実”を知ったとき、
背中に鳥肌が立った。

■返事が遅い人ほど、あなたのメッセージを“何度も読み返している”。

12月、サロンの予約表が真っ白だった時期がある。
静まり返った空間で、加湿器だけが弱々しく音を立てていた。

あの孤独な感覚は、今でも忘れられない。

その頃の私は、
返事が遅い=興味がない
と決めつけていた。

でも後からわかった。

人は“本当に迷っている時”ほど、すぐ返事ができない。

・内容を読み返す
・メリットと不安を比べる
・スケジュールを確認する
・過去に諦めた自分と向き合う

こんなふうに“心が動くとき”にだけ、沈黙が生まれる。

むしろ即レスの方が危ないことすらある。
軽い気持ちの返信は、軽い行動につながりやすい。

■12月は“返事が遅い=温まっている”季節。

12月の見込み客は忙しい。
本当に忙しい。

だから、返事が遅くなる。

でもその忙しさが、
“自分を整える必要性”を強く意識させる。

寒さ、疲れ、焦り、年内の後悔 …
これらすべてが、あなたの提案を“じっくり考えさせる燃料”になる。

だからこそ返事が遅い今、
実はあなたへの優先順位が上がりつつある。

怖いけれど、これが現実だ。

■そして私は大きなミスをしていた。

以前の私は、返信がこないとすぐに引いてしまった。

「忙しいのに送ってしまったかな…」
「迷惑かもしれない…」
「もう見込みなし、だよね…」

今思えば本当に怖い。

私が引いた瞬間──
相手の心の中で育ち始めていた“前向きな迷い”を壊していたのだから。

返事が来ないのは失敗ではない。
途中でやめてしまうことこそ、大きな損失だった。

■返信が遅い人には、48〜72時間後の“時間差フォロー”が効く。

これは私の実体験だ。

返事が来ない人に、
48〜72時間空けて、こんな短いフォローを送った。

「先日の件、無理のないタイミングで大丈夫ですので。」
「気にかけてくれているだけで十分です。必要な時に声をかけてくださいね。」

すると、驚くほどの高確率で返信が来た。

「実は気になっていて…」
「時間を作りたくて考えていました」
「タイミングだけ迷っていて…」

返信が遅かった理由は、
興味がないからではなく、
“本気で考えていたから”。

美容の世界では“タオルウォーマー”があるけれど、
まさにあれと同じ。

急に熱を加えず、
じんわり温めるほうが、お客様の心は動く。

■返信が来ない時間こそ、あなたの言葉が相手の心に沈んでいく時間。

怖いのは“沈黙”ではなく、
沈黙を誤解してしまうことだ。

返事が来ない数日間こそ、

あなたの提案が
あなたの存在が
あなたの言葉が

相手の中にゆっくり広がっている。

返信を急がせたら壊れてしまう。
でも、時間差のひと言で“そっと背中を押す”と決まる。

これは心理学でも、マーケティングでも、
そして私自身の経験でも証明されたことだ。

■今日のまとめ(※行動アクション)

返信が遅い=失敗ではない。
返信が遅い=考えている。
返信が遅い=成功の一歩手前。

そしてあなたがすべきことは、たったひとつ。

→ 48〜72時間後に、短く優しいフォローメッセージを送ること。

これが、12月の冷たい空気の中で
見込み客の心をじんわり温める“時間差コミュニケーション”だ。

あなたが諦めなかったメッセージが、
年末の静かな夜に、誰かの行動を変えている。

プロフィール

黒岩倖光(くろいわ ゆきみつ)

テクノロジーセラピスト
⚫︎やっていること
AI・スマホ・タブレット・パソコン活用指導
WEBマーケティングコンサルティング
社長の頭に汗をかくマーケティング勉強会
個人商店・医院・サロン向けショート動画・ライブ配信支援
⚫︎こんな人に届けたい
アイデアはあるがどう伝えれば良いかわからない
良い商品を扱っているのに、なかなか売れない
人前に出て自分を売り込むのが苦手だ
儲けることに罪悪感があって行動ができない
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